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戸建てのリフォーム箇所の優先順位はどうするべき?

リフォームの優先順位が高いキッチン

 

戸建て住宅のリフォームをしたいものの、どこを優先的にするべきか迷っている方も多いのではないでしょうか?限られた予算の中で効率よくリフォームするためには、優先順位を決めてリフォーム箇所を絞ることも大切です。そこでこの記事では、戸建てのリフォーム箇所の優先順位について紹介します。住まいのリフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。

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リフォーム箇所の優先順位の決め方

まずは、リフォーム箇所の優先順位をどのように決めるべきかについて紹介します。

外回り優先

悩みがちなリフォームの優先順位ですが、基本的には外回りを優先して考えます。その理由は、内側を綺麗にしても、外壁や屋根に問題があると内側にまで影響することが多いから。例えば、雨漏りが発生すると、床や天井のクロスにカビが生えたり腐食したりすることもあります。

劣化の程度

劣化の激しい場所から優先するという考え方も妥当です。そもそもリフォームとは、破損や問題のあるマイナスな部分を改修・補修して、問題なく使用できるゼロの状態にすること。老朽化や破損が激しく、早く直すべき箇所を優先にしましょう。

生活に支障が出ているか

生活に支障が出ているかどうかも優先順位を決める際の大きなポイントです。劣化は見当たらなくても、不便さやストレスを感じていて、改善したい箇所はないでしょうか。例えば、階段が急すぎて子供や高齢者にとって危険、部屋数が足りない、空調が効きづらい、キッチンが狭すぎるなどがあげられます。

最も優先すべき箇所

ここからは、リフォームの優先すべき箇所を紹介していきます。まずは、優先順位が最も高い箇所から見ていきましょう。

外壁

前述した通り、基本的に外回り優先で考えるべきなので「外壁」が最優先。雨風や紫外線に晒されている外壁は、劣化や傷があるとそこから雨水などが侵入して、外壁材や住宅の基礎を腐食させる可能性があります。また、外壁の塗膜が劣化すると、外壁材の劣化が進み、耐水性も低下します。塗膜の剥離やひび割れ、欠けなどがある場合はリフォームを考えましょう。断熱性能を高めるリフォームもおすすめです。

屋根

雨風や雪、紫外線などから家を守る屋根。家の寿命の7割は屋根で決まるとも言われていますが、ダメージが蓄積しがちで、ある日突然大きな問題になり、雨漏りや屋根材の剥がれなどが引き起こる可能性もあります。色褪せや耐水性の低下などの小さなトラブルでも、優先的にリフォームするべきです。

劣化が激しい設備

外回りに加えて最も優先すべきなのは、劣化が激しく生活に支障が出ている設備がある場所です。例えば、水漏れが激しいトイレや、ひび割れのあるバスタブ、カビ臭や異臭がするキッチン、大きな傷のついたフローリング、カビた畳など。放置することで被害が大きくなる可能性もあるので、優先的にリフォーム箇所にしましょう。

次に優先すべき箇所

続いて、次に優先すべき箇所を紹介しましょう。

キッチン

キッチンは、故障や劣化があると生活に支障が出やすい場所。また古いキッチンは収納スペースも少なく、使い勝手が悪いものです。キッチン自体の耐用年数は10年前後ですが、年数にかかわらずリフォームすることで生活を質が向上するでしょう。

浴室

浴室は水を使うので、カビや腐食が起こりやすい場所です。また古い浴室は、冬場寒かったり、お湯をためるのに手間がかかったり、追い炊きができなかったり、うまく換気できなかったりします。最新の浴室にリフォームすることで、キッチンと同じく生活の質が向上するでしょう。

最後に検討する箇所

最後に検討するべき優先順位の低い箇所は、内装です。内装は汚れや傷などがあってもあまり生活に支障が出ないため、予算オーバーする場合はリフォームしないという選択肢もあるでしょう。

 

また、大掛かりになりがちな水まわりや外壁の工事に比べて小規模で済むことが多いため、あとで気軽にリフォームしやすいというのも優先順位が低い順です。ただし、お年寄りなどと一緒に暮らす戸建ての場合は、段差をなくす・手すりをつけるなどといった、内装のバリアフリー化は優先順位が高いリフォームです。

戸建てのリフォーム箇所の優先順位を考えよう

戸建てのリフォーム箇所の優先順位について紹介しました。「あっちをリフォームしておけばよかった」と後悔したり、予算オーバーしたりしないように、適切に優先順位を決めてリフォーム箇所を考えることはとても大切です。優先順位が高いのは、外回りや劣化が激しい場所、生活に支障が出る場所。この記事を参考にしながら、優先順位を考えてみてください。

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