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外壁補修を自分で行うのは危険?メリットとデメリットをご紹介

補修を自分で行った外壁

 

外壁に異常が発生したときに、自分で補修をしようと間お考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、外壁の補修はDIYでできるものと、リスクを伴うものがあります。この記事では、外壁補修を自分で行うメリットとデメリットや、外壁に起きる主なトラブルと修繕方法などをご紹介します。気になる方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

この記事を読むための時間:3分

外壁の補修は自分でできる?

コスト面を考えたときに、外壁の補修を自分で行いたいという方も多いのではないでしょうか。DIYでの外壁補修を、安全にコスパよく完了できるかどうかは、作業の内容によります。ここでは外壁補修の内容を、自分でできることと業者に頼んだほうがいいことに分けてご紹介します。

自分でできること

ひび割れ修繕の場合、ひびの幅が0.3ミリ以下の軽微なものであれば、自分で修復することも可能です。ただし小さいものであっても、ひび割れの生じた原因や内部の状態によっては、徐々に広がってしまうこともあります。不安に感じたときには、プロの業者に頼んで判断してもらいましょう。

業者へ依頼した方がいいこと

シーリングの補修や、外壁の全面塗装、外壁材の交換等は必ず業者へ依頼しましょう。施工難易度が高いため、スキルが不十分な状態で施工すると、すぐに劣化してしまったり悪化してしまったりする可能性があります。また外壁塗装はプロのは手にかかれば2週間で終わるところが、自分で行うと半年以上かかってしまうことも珍しくありません。プロが使うような材料を揃える費用や、失敗したときに回復するための費用を考えると、業者へ依頼したほうがコスパが良いでしょう

外壁の補修を自分で行うメリット

外壁補修を自分で行う最大のメリットは、費用を安く抑えられるという点です。人件費がかからないため、かなり安く済ませられることもあるでしょう。しかし、失敗した場合の回復費用や、賠償金を請求されてしまったりするケース、専門の道具を揃えるために費用がかさんでしまうことなども考えられるため、場合によっては逆に高くついてしまうこともあります。

 

またこだわりが強い場合にもDIYで補修を行うことで、大きなメリットが得られます。例えば特別な塗料を使いたい場合や一部のみの色を変えたい場合、アート要素を加えたいなどの場合では業者に断られてしまうケースもあります。細かい調整が必要な場合は作業を自分で行い、納得がいくように仕上げた方が良いでしょう。

外壁の補修を自分で行うデメリット

外壁の補修を自分で行うデメリットは、補修に使用する道具を揃えたりする手間や作業が、思ったよりも重労働であるということです。予想以上に時間がかかってしまったり、腰を痛めてしまう等のトラブルに遭ったりして途中で諦めて業者に依頼するケースも見られます。

 

専門知識がない人が補修工事を行う場合、失敗してしまったり適切な施工ができなかったりする場合があります。再工事をすることになると、安く済ませるつもりが余計に費用がかかってしまった…ということになるかもしれません。また塗料が飛んだりして近隣住民に迷惑をかけてしまうと賠償金を請求され、ご近所トラブルに発展してしまうケースも少なからず存在するので、こういったリスクを避けたいときにはプロの業者に依頼するのが無難です。

外壁補修を検討するベストなタイミングは?

外壁には素材の違いなどから、さまざまな種類のものがあります。しかし耐用性という観点においては、どの素材のものでも一律して10〜15年に一度はプロの業者に診てもらったほうがいいと言われています。10年経っていなかったとしても、塗料の剥がれやひび割れが生じている場合には、その都度こまめに修繕していけば大きな工事をする頻度が少なくなり、結果的に安く済むケースもあります。参考として、壁材の寿命は以下の通りです。

 

  • アクリル:6〜8年
  • ウレタン:8〜9年
  • シリコン:12〜15年
  • フッ素:15年〜20年

 

住んでいる土地の気候や環境、塗料によっても寿命は異なるため、定期的にプロの業者のチェックを入れることが大切です。

外壁の主なトラブルと修繕方法

外壁の補修を自分で行っている男性

 

ここでは、外壁に生じやすい主なトラブルと修繕方法について解説します

ひび割れ

ひび割れは専門用語でクラックともいい、外壁に生じる亀裂とのことです。ひび割れは、塗膜のみに発生するものと、外壁材など内部から発生しているものがあります。ひび割れの種類や内部の状況によって、早急な修繕が必要かどうかは異なります。表から見ただけでは判断するのが難しいため、心配なときには、業者に相談してみましょう。

 

ひび割れの修繕には、ペースト状の目地剤で隙間を埋める、コーキングを使用した方法を使用します

コーキング剤の劣化

上記で解説した、ひび割れの修繕に使用するコーキング剤が劣化してしまうこともあります。ゴムに近い素材であるコーティング剤は、紫外線に弱く、どんどん古くなってしまうため、定期的にチェックすることが必要です。コーキング剤を充電するときに、量が不十分で厚みが出ていなかったために、剥がれてしまうこともあります。

 

コーキング剤の劣化への対処法は、増し打ちと打ち替えの2種類の方法があります。増し打ちは、コーキング剤の量が十分でなかった場合に、上から補う方法で、打ち変えは、耐久性の高いコーキング材を、充填し直す方法です。

傷や穴

外壁が何らかのダメージを受けることによって、欠けてしまったり傷がついてしまったりすることがあります。そういった場合にはパテを使っての補修やサイディングボードを一部張り替えることで対処します。

カビやコケ

カビや藻、コケなどが発生することによっても外壁は劣化してしまいます。外壁に苔が生えることで、アンティークでおしゃれな雰囲気を演出することもありますが、外壁にとっては良くありません。コケが壁に根を張り水分を溜め込むと、壁材がもろくなってしまいます。また、カビやコケの胞子は人体にもさまざまな悪影響を及ぼすため、危険です。

 

外壁にカビや藻、コケなどが発生した際には、ブラシでこすったり、高圧洗浄機を使用してきれいにしたりする必要がありますが、壁の状態によっては塗装が剥がれてしまう危険性があります。不安な場合には、外壁清掃を行なっている業者に依頼しても良いでしょう。

チョーキング

チョーキングとは、紫外線や雨風、熱などの自然現象によって、外壁塗装の塗膜が古くなり劣化していくことで、白い粉のようなものが出てくる現象のことです。これは外壁の塗膜の効果が切れ、劣化し始めたサインでもあります。チョーキングを放置していると、本来塗料が持つ効果を発揮することができないため、ひび割れやカビの発生を引き起こしてしまいます。補修方法は、高圧洗浄後、新しく塗装してしまうことです。

サビ

外壁の中で、一部鉄が使われている場所がある場合には、サビが生じてしまうことがあります。例えばフェンス部分やシャッター、門扉などです。鉄部のサビは、ヤスリなどを使って削り落とすことで補修が可能です。

膨らみ

外壁塗装の施工を行ってから時間が経つと、経年劣化や施工不良などのさまざまな理由により、塗膜が膨らんだり浮いたりすることがあります。塗膜が浮いていると、少しのダメージでも破れやすい状態となっています。破れた場所からは雨水が入り込んでしまい、浮いている範囲がさらに広がっていってしまうため、注意が必要です。

 

補修方法は、膨らみや浮きが起きている部分を、一度完全に除去した状態での再塗装です。塗膜の膨らみや浮きが起きている場合には、その場所だけの密着度が低いわけではなく、その周囲も密着していない可能性があります。施工が必要な範囲をしっかり見極め、確実に補修しなければなりません。

まとめ

いかがでしたか。テレビ番組などでDIYをしている様子を見ると、楽しそうに見えてやってみたくなることもありますよね。しかし外壁補修は、大切な住まいの安全面にも大きく関わってくるため、多くの知識と経験を持った、プロの業者に任せてしまうのが安心です。外壁に関して少しでも不安のある方は、信頼できる業者を見つけて、早めに相談してみてくださいね。

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