外壁をきれいに保っているかどうかで、外から見たときの家の印象は大きく変わります。普段の生活の中では気が付かないものですが、よく見てみると、外壁には知らない汚れがたくさん付いてしまっているものです。この記事では、外壁が汚れる原因と毎日のお手入れ方法をご紹介します。大切なマイホームをきれいに保ちたいとお考えの方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

この記事を読むための時間：3分

外壁の汚れを放置するとどうなる？

ここでは、外壁の汚れを放置することで起きるトラブルや悪影響をご紹介します。

見た目が悪い

自宅を外から見たとき、外壁は外から見える場所の大半を占めるため、汚れていると家全体のイメージが悪くなってしまいます。家の中をせっかくきれいに片付けていても、第一印象が悪いようでは汚いイメージがついてしまいます。また住んでいる家族にとっても、毎日目にする場所なので、きれいにしておけば明るい気持ちで生活できるかもしれません。

外壁の機能が失われる

外壁の汚れを放置していると外観を損なうだけではなく、外壁の劣化を速めてしまうことがあります。外壁を塗装している塗料には、さまざまな機能が備わっています。しかし外壁の塗膜が劣化してしまうと、塗料が本来持つ機能が発揮できなかったり、失われてしまったりする可能性があるので、注意が必要です。

外壁の内部に影響が出る

外壁塗料が汚れによって腐食してしまうと、腐食が内部にまで侵食してしまい、大きな工事が必要になるケースもあります。場合によっては安全面にも影響を及ぼすので、壁の汚れは自分で対処できるうちにきれいにしておきましょう。

雨漏りする

カビやコケなどの汚れは、目に見えないレベルで住宅を侵食していきます。これらを放置していると、壁の内部にまで湿気が溜まってしまう原因となり、進行すると雨漏りが起きてしまいます。さらに、屋根からの雨漏りはわかりやすいのですが、外壁からの雨漏りは気づきにくいケースが多いです。お部屋に明らかな雨染みができるときは入り込んだ水が大量であったか、かなりの長期間雨漏りしていた場合がほとんどです。

外壁が汚れる原因

ここでは、外壁が汚れてしまう主な原因をご紹介します。

雨が当たりにくい

雨が降ると、雨だれや雨染みの原因にもなるため、外壁にとっては良くないイメージが強いかもしれません。しかし雨は埃などの汚れを、洗い流す役割を果たしてくれるので、雨が当たりにくい場所には汚れが蓄積してしまうことになります。外壁の汚れやすいポイントを把握しておくためにも、雨が当たらない面がどこにあるかを確認してください。

日当たりが悪い

実は日当たりが悪いということも汚れの原因になります。よく日が当たらないと、雨で濡れてしまった部分が乾きにくく、湿気がこもってしまいます。部分的に湿度が高くなってしまうことで、カビや苔などが発生してしまうので、日当たりの悪い場所はこまめに掃除し、できるだけ風通しを良くしておきましょう。

外壁のデザイン

凹凸があるデザインや、模様をあしらっているデザインの外壁は、凹凸部分に汚れが付着しやすい傾向があります。また雨で汚れが流れ落ちにくいため、定期的にホースの水で洗浄することが必要です。カビやコケも発生しやすく、自分で高圧洗浄機を使用し洗浄することもできますが、高所作業が必要な場合や汚れがしつこいときには、業者に依頼しましょう。

塗膜の劣化

外壁を塗装する塗料には、その種類によって、耐用年数が存在します。耐用年数が過ぎた塗料は雨風や紫外線の影響を受けることで徐々に劣化し、家を守るために備えた本来の効果を発揮できなくなります。外壁が汚れやすくなるのは塗膜が劣化してきたサインともいえるので、早めに再塗装をするようにしましょう。

日常で行いたい！外壁のお手入れ方法

汚れが目立つ場合には、高圧洗浄機を使用して汚れを洗い流したり、再塗装して保護機能を高めたりします。日常的な手入れとしては、ホースで水をかけるだけでも十分汚れを落とすことができるでしょう。

水だけで落としにくい場合には、ぬるま湯で薄めた中性洗剤、スポンジやブラシを使い洗浄します。洗剤が残るとシミができたり劣化につながってしまうため、きれいに洗い流す必要があります。力強くこすってしまうと、外壁を傷つけてしまうため、できるだけ優しく洗浄してください。

まとめ

いかがでしたか。外壁が汚れる原因と毎日のお手入れ方法をご紹介しました。外壁の汚れは蓄積すると落とすのが大変になってしまいますが、日ごろから水や中性洗剤でこまめに洗浄することできれいに保つことができます。ぜひ普段から外壁の清潔感を心がけ、家の状態をよりよく保ってくださいね。